円形脱毛症
東洋医学はりきゅうによる円形脱毛症の治療
円形脱毛症などでお悩みの方はぜひともお読みください!
大切なのは★『治る』という気もち☆『治す』という気もち★
明石市・神戸市・稲美町・高砂市(加古川市はH27助成券廃止予定)
市町村発行のはりきゅう助成券ご利用になれます。
(各市町村により異なりますが、65才以上や70才以上が対象)
明石市のはりきゅう院 『めぐみ鍼灸』
住所:明石市大久保町谷八木408
でんわ:078-936-1451
脱毛症の種類
東洋医学的所見では、以下のような症状が多く診受けられます。
☆腎経タイプの症状…髪への栄養が不足、脱毛,足の冷え,むくみ,だるい腰痛,下肢のだるさ,耳鳴り,めまい,尿の回数が極端に多かったり、少ないなど。
腎臓機能の疲労
☆肝経・血オ血熱タイプの症状…頭皮のかゆみ、吹き出物が出たり(油脂が多い)、脱毛,元々太い髪質でも、髪が太かったり細かったり不安定(水分も少ない感じ),全身の疲労感,イライラしやすい,肩や首のこり,筋の引きつり,眼精疲労など。
アルコール・油ものを好む
肝臓機能の疲労
悪い血の滞りなど
☆心・心包経タイプの症状…1か所から数か所、あちこちに脱毛,ストレスの関与が大きい,軽いうつ症状もでたりする(マイナス思考など),気・血の流れが悪く、冷えなど。
自律神経の不調和
上記のように虚している所を補いますが、肺経が影響していることも多いので、その他の気の巡りも良くしていきます。
数脈(脈拍が速い)の場合は、肺熱,血熱による乾きにより脱毛してしまっているので、清熱して進行を止め、発毛を促していきます。
上記は参考ですが、原因や発症(脱毛のしかた)には、個々によって本当に様々で、同じ脱毛症でもまったくタイプが異なったりもします。不規則な生活習慣,睡眠不足,出産後などでも脱毛は多くなります。
また、発毛の仕方も個人・タイプにより様々であり、治療期間も数か月~長期間と、治った症例も期間が異なります。
数か月といっても脱毛症の鍼灸治療は、毎日する必要はなく、ほとんどが週1回程度なので、比較的に通院しやすいかと思います。
西洋医学では・・・
◇単発型脱毛症:
1ヶ所ないし、2ヶ所程度の円形脱毛で、比較的治りやすく、治療期間が短期で済む場合が多い。
◇多発型脱毛症:
あちこち多発的に円形脱毛が出現する。繰り返しでてくる場合が多い脱毛症です。
治療により生えてくるが、新しい円形脱毛が出てくるため、ある程度の期間、治療を続けて診ていきます。
遺伝性タイプのもので慢性的に繰り返す方も多く診られます。
◇全頭脱毛症:
数箇所の脱毛部がつながっていき、ほとんどの髪の毛が抜け落ちてしまいます。
治りが悪いとされています。長期間の治療計画を考えていきます。
◇悪性脱毛:
頭髪が全部抜けて、まゆ毛,まつ毛,ひげも抜ける。治りが悪く、長期の治療計画を考えていきます。
◇汎発性脱毛症(全身脱毛):
頭髪が全部抜けて、まゆ毛,まつ毛,ひげ,わき毛,陰毛,その他全ての毛も抜ける症状。治りが悪く、長期の治療計画を考えていきます。
◇壮年性脱毛症:
ヘアサイクルの成長期が短くなり、硬毛が軟毛化していきます。成人男性で徐々に脱毛が進展する脱毛症で、一般的に年齢とともに薄くなっていきます。
前頭部,頭頂部から薄くなりますが、前頭部から始まるM字型は、日本人には少なく欧米人に多いといわれています。
現段階では、進行を抑えることを目的とした療法がいくらかありますが、壮年性脱毛が元の状態に戻っていくことは大変難しいと思われます。
日常からのケアを行うことが大切です。もちろん鍼灸治療も取り入れて、健康維持することをおすすめします。
◇抜毛症:
正常な髪を自分で抜いてしまう症状で、うなじ付近に多く見受けられます。
学童期の子供に多くみられるクセの様なもので、精神的なストレスなどが関与しています。指で摘んで抜くため、脱毛箇所は不規則な形をしています。
治療は、自律神経の安定などを目的におこなっていきます。
いわゆる慢性病の自己免疫疾患なども脱毛の原因になっていることがございます。
このように様々なタイプがありますが、脱毛症は個人個人,原因も違えば、症状も、経過も、治り方も違います。
上記はあくまでもご参考にして下さい。
髪の毛について
毛は、多量のケラチンを含んでおり、角化した細胞が重なり合ってできた糸のようなものです。
手掌,足底,口唇など特定の場所を除いて、ほとんど全身の皮膚に生えています。
皮膚に埋まっている部分を毛根,見えている部分を毛幹という。その毛幹を包んでいるのが毛包で、先端の膨らみを毛球といいます。
毛球の中に毛細血管や神経が進入し、細胞が栄養をとりながら、分裂増殖して毛根を伸ばしていきます。
(毛は、通常1日約0.2mmずつ伸びているとのこと。)
髪の毛の量は、約10万本といわれます。
髪の場合、個人差があるようですが、1日0.3~0.6mmほど伸びるともいわれています。
毛根部で、髪の毛の細胞分裂などが行われなくなると、毛幹部分の見えるところでは、しばらく髪が残っていますが毛根部分では造られていないため、いずれか抜けおちてしまいます。
これが大きなストレスを受けたりしてから、2~3ヶ月後に脱毛してしまう仕組みと考えられます。
抜けはしないものの、髪に細い部分と、太くしっかりした部分ができてしまう、不安定な状態になることもあります。
毛根部での髪を造る細胞の働きが、持続して正常な働きに戻らないと、生えてこない・もしくは一定の太さの健康な髪にならないということになります。
また、髪を造る細胞は、副交感神経が優位に働く、午後9時~午前2時くらいが一番活発に活動するらしいので、やはり夜間の睡眠をしっかりととるようにしましょう。
頭皮や毛穴の汚れは、清潔にしてあげた方が良いと思います。
ただし、洗い過ぎるのも潤いに必要な成分まで流し過ぎるので、やはり1日1回程度が良いと思います。
食生活でもバランスよく摂る必要があります。
肉類・卵・ピーナッツ・白砂糖・チョコレート・酒類などは、多いとNGです。
ほどほどに致しましょう。
かたよらず、季節ごとに旬のものを食べましょう。
円形脱毛症について
発症は、ある日突然、部分的に毛髪が脱落し、円形の境目がはっきりした脱毛班が現れます。
誰にでも発症する可能性があり、成人に限らず、子供にも発症することが多々あります。
実際には、一般的に多く見受けられる病気であり、皆様の想像よりもかなり多くの円形脱毛症の方、または過去に既往のある患者さんがおられます。
しかし、現在も円形脱毛症の原因ははっきりと分かっていません・・・。
考えられている原因は、遺伝的素因,精神ストレス,内分泌異常,自己免疫疾患などです。
中でも有力なのは、精神的ストレスが引き金となったり、自己免疫システムに異常をきたして、頭皮の炎症反応を強くさせてしまい、脱毛しているのではないかという説です。
原因が明らかなストレス性の場合は、しっかりとストレスの緩和を行いましょう。
単発型でストレス性の場合は、それだけで治癒してしまうことも珍しくありません。
ストレスの例ですが、人にとって一番大きく受けるストレスは、身のまわりの方が亡くなることといわれています。
家族や友人に限らず、自分が可愛がっていたペットの死によっても大きなストレスを受けます。このような場合は、どうしても立ち直る(それを受け入れて克服する)まで、やはり長い期間を要しますので、その後にご家族やご友人の協力を得て、ストレス緩和のケアをしっかりと行っていきましょう。
このように大きなストレスによるケースでは、2~3ヶ月後から円形脱毛症になったり,自律神経の失調により、鬱(うつ)症状が出現することがあります。
後のケアの重要性がうかがえます。
脱毛症になった方は、鏡を見ては気分が落ち込み・・・このまま広がったらどうしよう・・生えてこなかったらどうしよう・・・などと考えてしまいがちです。
それが更なるストレスを引き起こす原因にもなってしまいます。
特に女性の場合、髪が抜けることは、ショックなことです。
悪循環を断ち切っていくことは、非常に難しいことですが、家族,友人の協力を得て、ストレス緩和とともに『治る』気もちを持って、自分自身も開き直る勢いで治していきましょう!
治療も長期間になる場合もございます。
気になる方は、ヘアースタイル,帽子,かつら,エクステンションを上手に工夫して活用しましょう。
ご自身は、とても気にされていることと思いますが、意外と周りの人は暖かい感情を持っていると思います。
美容院は、きちんとした対応をしてもらえると美容院が必ずお近くにもあると思いますので、美容師さんに知識と理解があるか電話などで相談してみましょう。
良いところが見つかれば、逆にシャンプーなどのアドバイスもしてくれることでしょう。
現在のシャンプーやトリートメント剤は、界面活性剤を含むものがほとんどです。しっかりと汚れを取り除いてくれますが、皮膚障害の原因にもなりえますので、頭皮に残らないようにしっかりと流しましょう。
ドライヤーは、あまり頭に近づけず軽く乾かす程度なら、頭皮に対してもOKとのことです。
治療は、『円形脱毛は治る』とあなたが自覚することから始まります。
ストレスが大きく関与する円形脱毛症という疾患は、その気持ちだけでも不思議と治りやすくなるものです。
「病は気から」
こちらも全力で治療にあたりますので、ともに治していきましょう!
当院は、駅からは6~7分の場所で、車でもご来院頂けますが、比較的に静かであまり目立たない場所にあるので、逆に通院しやすいと思います。
気になさる方でもご安心の上ご相談頂けたらと思います。
病院での一般的治療
西洋医学における、円形脱毛症の治療法は、原因も分からないため、現段階では絶対的な治療法が確立していません。
治療は対症療法で、その部位の髪を生えさせることを目的とした治療になります。
その中でも、比較的効果があったとされるステロイド軟膏などの処方が一般的に多くおこなわれてるようです。
初期には良いようですが、難治性のものには殆んど効果がないといわれています。
その他、ドライアイス圧抵療法,紫外線照射なども行われています。
また現在では、局所免疫療法としてかぶれを起こしやすいSADBEやDPCPの化学物質の溶液を1~2週間に1回患部に塗り、かゆくない程度に皮膚炎を起こさせる方法を行う病院も増えているようです。
私個人的な意見を述べさせて頂きます。
この治療法も大きく個人差があるようで、誰にでも好転反応が得られる訳ではないように思います。もし、試されるならば、慎重にご自身の身体の反応を確認しながらにしましょう。
多忙な病院であればあるほど、病院任せにせず、自分自身でのチェックをしっかりと行いましょう。
もし炎症反応が強く現れて、腫れたり,かゆみが強くでる方は、途中で止めることも考えておくべきだと思います。
頭皮が腫れていたら、毛髪は生えにくいでしょうし、その化学物質による身体への副作用も心配になります。かゆみ等が強く現れるとさらに強力なストレスを身体に与えてしまうことにもなりかねないので・・・。
それならば、副作用がなく、かなりの効果が得られる鍼灸治療を先に試されてみてはいかがでしょうか。只の鍼灸の宣伝のように聞こえてしまうかもしれませんが、
それが本当に脱毛症の方にお薦めする私の率直な意見です。
当院でのはりきゅう治療内容
円形脱毛症のはりきゅう治療は、基本として全身調整からの治療になります。
頭部のみの治療よりも発毛効果も良く、治りやすいために、本治法による手足のツボ,肩・背中のツボも用います。
刺激は軽いものなので、はり治療が初めての方も特にご心配はございません。
脱毛部には、直接的な治療も行います。これにより、清熱や血流・代謝を促進し、より早い発毛を促します。
全身の状態や頭皮が良好で、必要な気血が十分に足りてこそ、髪や爪などにも栄養がまわります。
また、東洋医学では、髪の毛と腎臓には深い結びつきがあると診ます。
腎経の状態を診たうえで、腎臓の働きが安定するような治療も並行して行います。
腎経とは・・・足の少陰腎経という経絡(気の通り道)で腎臓の働きなどに関与しています。
また、治療方法は、脱毛症の種類,個人の体質などに合わせて行うため、多少異なります。
私が診させて頂いた、円形脱毛症の患者さんを比較しますと、円形脱毛症の症状,効果があらわれるまでの期間,発毛の仕方,も個々により全く異なるため、個人に合わせた治療と期間が必要となります。
状態に合わせて、通院がしやすい場合、週1回から週2回の治療をおこなっていきます。通院回数が少ない場合、家で、ご自分で出来る脱毛症のケアをしていただきます。
そして、経過に合わせ、治療間隔を拡げるなどし、治癒を目指していきます。
通院が、患者さんの負担(ストレス)になり過ぎないことも重要なので、当院では、患者さんとしっかりとお話しをした上で、個々に合わせて治療計画を立てます。
毎日通院をしなければならないような治療はいたしませんのでご安心ください。
患者さんと治療家は、信頼の上で成り立っていると私は考えます。
お互いの『治す』という気もちを大切にともに治しましょう!
お一人で悩んでいるだけでは治りません!
お気軽に一度ご相談ください,円形脱毛症を治していきましょう!